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イギリスの疫学者、アーチー・コクランは第二次世界大戦時、2万人の捕虜キャンプで唯一の医者、という経験をします。

そこでは、一日600Kcalの食物、感染症は蔓延、薬は無い・・・といった悲惨な状況で、彼は医師としてできることは無く何百人もの死を覚悟しました。

ところが、キャンプ解散時、亡くなったのは4人。内3人は銃創での死亡で、病死者は一人だけでした。

医師コクランは、

医療ができることはほとんどないのかもしれない。医療は重要だが、人間の回復力とくらべると、実はたいしたことはないのかもしれない。

であれば、医療介入は本当に科学的根拠があり、どうしても必要があるときにだけ行うべきではないか、と考えます。

現行の医療はすごいインフレ状態、つまりは「やりすぎ」でありその割りに得られる成果は非常に少ない。そのため疫学を理論的根拠とする質の高いエビデンス(証拠)を出すことができる治療に絞ることで、不要な医療介入を減らそうと考えました。

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ここまで書いておきながら私自身は「人間の回復力」に、ことさら神話的な期待を寄せる気はありませんが身体のマイナス状態から逃れたい、と考える場合では、

「回復」が必要な状況

「治療」が必要な状況

の区別、見極めは非常に重要です。

「回復」が必要な状況では、あれやこれやと「治療」をすることで回復するわけではありません。

あなたがニキビに悩み、「何とか治したい」と考える場合でもそれは本当に「治す」で解決する問題かどうかを吟味することが大切です。

ニキビは「治しても、またできる」というケースでは文字通り「”治療が適切”かどうか」についての吟味が必要です。

出てしまったトラブルへの対処は重要ですがトラブルをくり返す場合では、「正常な肌状態への回復」がより重要になります。

そして「回復」を優先させることで、結果的には早くキレイに目的を達成することができます。

ピーリングやレーザー、薬品使用で上手くにきびが解消しない方には解消方法をお教えしています。

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