見た目で価値が決まる時代?
以前からCD・レコードなどでは、いわゆる「ジャケ買い」というものがありました。 装丁のデザインで、購入するかどうかを決めるというものです。 私も学生のころは試聴しないままジャケ買いをしていました。 そして近頃では文庫本でもこのようなジャケ買いがあるということです。 たとえば太宰治の人間失格を漫画「デスノート」の作者が描くことで、夏の3ヶ月で10万部を突破するヒットとなったそうです。 まったく売れない近代文学が、表紙の見た目を変えるだけで売れるようになるのですね。これが良い傾向か、悪い傾向といえるのかについては、意見があるかもしれませんが、少なくとも手に取るきっかけとして、表紙が重要であることは…