キレイになるためのスキンケア

「キレイな肌」になる、そしてキレイでい続けるには、肌についての知識がまず重要です。その上で、「正しい方法」を実践し続けることが大切です。

このプロセスの欠如は誤解に基づく知識や方法の実践・継続につながります。

まずキレイな肌とは正常に形成された角質層です。
角質層は皮膚の表面に作られるわずか0.02ミリの薄いものです。

角質層は皮膚の表面からさらに0.2ミリ奥の表皮基底層というところで分裂した細胞が徐々に押し上げられ、死滅し、たんぱく質の繊維と脂質が重なり合ったバリアです。
この構造が形成される過程で、水分を抱えるアミノ酸、表面を覆う皮脂膜が作られることで正常な状態となり、「体を守る」という役割を果たせます。

ところが体質的に脂質の生成がうまくいかない場合や、間違ったスキンケアを継続した場合、正常なバリア構造を維持できません。

それでも、「体の外の環境」が生命維持の脅威であることに変わりはありません。ですから皮膚は「角質層が正常でない場合の防御反応」を起こします。

これが結果的に敏感肌や乾燥肌・肌荒れ、そしてひいてはニキビや赤ら顔の症状が続く決定的な原因になります。

この解決には正常に角質層が形成・維持できることが最優先課題であり、逆にいえば、角質層が正常に機能していれば、「防御(トラブル)反応」が沈静化する過程でトラブルは解決されます。

その具体的な方法が「日常的に行うスキンケア」です。

先ほどからお話しているように肌トラブルの原因は「角質層が正常でない場合の防御反応」です。

ですから、このような反応が「起きないようにしておく」ことが重要です。どんなに「起きるな」と考えても、皮膚が刺激に反応することを止めることはできません。皮膚は私たちの意思とは無関係に自動的に反応し続ける仕組みになっています。(だから私たちは生きていくことができます。)

※「お肌をキレイにしたいと考える場合」では、この皮膚の仕組みを「基準」として考えることが必要です。日常的な利便性や、情緒的な宣伝文句は「お肌をキレイにするための基準」にはなりません。考えのプロセスが間違っていると、方法も間違います。「お肌をキレイにしたいと考える場合」、どんなにがんばっても結果は得れません。

皮膚は体の一番表面ですから「日常的に」反応を起こす必要があります。そうならないために角質層があります。
しかし角質層が正常に作れない、ということから慢性的なトラブルを起こさざるを得ないということです。

つまり日常的にスキンケアを行うのは、「常に正常に角質層を形成できている」ということを目標とするからです。

具体的には清潔・保湿・保護の3項目を行います。すべて必要です。

少々簡単に言うと、これらの「一連の行為」によって

汚れや細菌への防御反応
紫外線への防御反応
乾燥への防御反応

を「起こさなくていいようにする」ということです。
「正常な角質層と同じ状態」を「これらの手間」を掛けることで維持するということです。

もちろん、清潔・保湿・保護も、自己流で行ったり、成分の薬理作用を期待して行うと失敗します。
方法を間違ったスキンケアは、スキンケアを行うこと自体がマイナスの刺激になるからです。

ですから、「お肌をキレイにしたいと考える場合」では、「指導どおりの方法を実践」することが欠かせないことになります。

再三お話したように、皮膚は「生き物の役割」を淡々とこなします。
「できるだけ手軽でカンタンでコストのかからない方法」というのは「消費者の要求」としては私は理解します。
が、肝心の「皮膚」は、「消費者の要求」に答えてくれる人体器官ではありません。

「自分のお肌をキレイにしたい」と考える場合では、皮膚とは何か?をよく理解し、「自分が」お肌に何をしてあげれるか?という立場でスキンケアに励むことが大切です。

そして結局は、それが一番手間も費用も時間もかからずに、「きれいな肌になる」というゴールに着けます。
急がば回れというのは、そういうことです。