月: 2010年3月

肌トラブルは体の防御反応

肌の役目と、その形成過程肌=角質層は、普段私たちは意識しませんが「身体のバリア」の最前線です。 皮膚はこのバリアをつくるために、表皮という表面からわずか0.2mmの部分で新しい細胞を生み出し続けています。 そして生まれた細胞は、皮膚表面へ押し上げられ死滅し、「ケラチンタンパク」「細胞間脂質」「アミノ酸」へと分解され、角質層のバリアを形成します。 このバリアを正常に作るには、おおよそ2週間ほど期間が必要です。そして角質層でバリアとして2週間ほど働いた死んだ細胞ははがれおち、垢となります。 このようなサイクルを一ヶ月ほどかけて行い、それをくりかえしています。 しかし、空気の乾燥による水分の喪失、汚…
terakaz
14年前

問題と解消法のマッチング

ある日、お客さん(20代女性)との会話で お客さん「やっぱ見た目がいいって得ですよねー」 私「ほんまやねー。僕も福山雅治みたいな顔してたら、お店に女の子いっぱい来てくれたと思うわぁ。」 お客さん「えーそんなことないですよ」 私「えー?」 お客さん「センセが変にかっこよかったら、”きれいになってから行こうと思う”から、ちょうどいいんですよー。」 私「”きれいになってから”やと、あんまり用事ないもんねー。ちょうどいいんかー。はははははは。」 お客さん「そうですよー。ちょうどいいんですよー、はははははは。」 私「・・・orz」 ということで、別に何の自慢にもならない話ですが、つまりは「マッチング」の…
terakaz
14年前

言葉が現実をつくる(こともある)

先日の話に関連してですが、私たちは言葉を「道具」のように思っていますが、実際には言葉に規定されて生きている、という面もあります。「考えること、口にする言葉」が、現実を引き寄せるようなことがあります。「こんな事になったらイヤだなあ」と考え、「その時はどうしよう。」と、悪いことが起きて、それに対処することばかり考えていると、計ったかのように悪いことが起き、対処しなければならなくなる。「どうせ自分なんか」と考えていると、「どうせ」な自分に、どんどんなっていく。無理のあるプラス思考は見ていてしんどい時もあるのですが、だからといってむやみにふさぎこんでも何の得もありません。※けっこう「悪いことを考えない…
terakaz
14年前

逆のはなし

ストレスと肌の話で 「ストレスが肌に影響する」ということと、それとは逆に、「肌の扱い方もストレスに影響する」ということをお話しました。同じような話で有名なところでは「笑い」があります。 だれもが「おもしろい」が先にあって、それから「笑う」と考えています。 しかし、最近では(無理にでも)笑うようにすると楽しく気分よくなるというデータもあります。 心が表情をつくるの逆で、表情が心をつくる 笑うように顔の筋肉を動かすと、これまた先程出てきた副交感神経の働きが活発になるため、ということです。 このへんは特にがん予防などの免疫についての話で、テレビなどでもよく出てきますよね。 面白くなくても「先にとにか…
terakaz
14年前

ストレスと肌

ストレスと肌について、多くの言説がありますが多くは「ストレスは肌に悪い」というものです。 実際ストレスを感じる状態では、角質層形成が正常に行われづらいという報告もあり、心(神経)の状態は肌に様々な影響を及ぼします。(とはいえ、肌の状態は「ストレスだけ」の影響を受けるわけではありません。あしからず。) 逆もまた然り、なことです。 しかし、これは「心理→肌」という一方通行ではありません。 肌の触れ方、触れられ方によって、不快感を感じたり、逆にストレスが緩和されるということもまた真なりです。 子育てに関してスキンシップが重要であることは、よく言われることからも、優しくなでられると心地よいですし、雑に…
terakaz
14年前