夏休み、子供を映画に連れていけなかったので今頃になってようやく「おおかみこどもの雨と雪」を観に行きました。

私は映画をよく観るほうではありません(過去やたら観ていた時期はありましたが)し、特にアニメ映画も付き合いで見る程度でしたが、CGらしき効果の使い方やカットも素晴らしかったですし、ストーリーもとても楽しめました。

テーマは「子育て」ベースではあるのでしょうけど、というかだからこそ自然、子供、成長、老人、地方、都市、女性、育児環境、ジェンダー、父親、少年、少女、マイノリティー、カミングアウト、共同体、師弟、伝承、宿命、生死、一匹狼、テクニカルナレッジとプラクティカルナレッジ etc・・・と、盛るだけ盛ってあっさり仕上げた感はあります。

ゆえに、私はもう1時間でもゴリゴリと細かい描写があっても良かったのではないかと思いました。
もともとかなり「淡々と」した話ですので子供は観てられないと思いますが。

私が男で、父親だからでしょうけれど、狼男の父親のあっさり逝ってしまい方も、男の子が水死しかかるところも、ヒロイン(母親)の父が既に他界していることも、なんとなく「男の役割ってそっちなのかな?」と切ない気持ちになります。

とはいえ命の重みは、その「はかなさ」「とりかえしのつかなさ」です。

ということをしみじみと感じ、今日は子供をどやすことはありませんでした。
そういう気持ちになれる映画でした。(何日続くかはわかりません。)

でも父さん狼が生きていたら、それこそ「妖怪人間ベム」のような話になっていたかもしれませんが。

「こんな映画です」というよりは「これでもないし、あれでもないし」というような映画でしたが、全体通じて流れているテーマは「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな-メメント・モリ」ではないかと私は受け取りました。細かい部分も楽しめますが、それは色んな人のを読んで楽しもうと思います。

※ザーッと見た範囲ですが、面白いレビューを書かれていたので以下に。