愚痴の効用

terakaz
terakaz
2017年1月6日

ああ、月曜が憂鬱。

「ストレスは肌に悪い」といわれても、だからといってストレスの無い環境が、そうそうあるわけではありません。また無理に「ストレスなんか無い」と思い込んでも体調を崩しそうです。

特に同じ職場での人間関係は、多くの方の悩みの種ですね。

愚痴って

「愚痴を言うこと」はあまりいいイメージはありませんが、なのに多くの人は愚痴をこぼします。twitterでも愚痴をつぶやいてますわね。で、愚痴自体は「そういう知恵」といえなくもない。

自己啓発が好きな人(中小零細の経営者)には「愚痴など言うな」「それは地獄言葉だ!」って感じで過剰に嫌う人もいますが、私は自己啓発オッサンではないので、愚痴はアリと思っています。そういうものは度が過ぎなければメリットもあるもんです。

若者と愚痴

若いお客様。20代前半の仕事を始めて数年ほどの人。

男女を問わず、みなさん上司にいびられ(鍛えられている?)最中の方がたちが多くいます。

皆さん「地獄言葉」を口にしますし、賛否はあるかと思いますが、私はどちらかといえば、度が過ぎなければ愚痴は言って、スッキリした方がいいと思っています。

上司の側にすれば「俺の時はもっと厳しかった」「私はもっといろいろされた」と思っている人も多いかと思います。事の真意はさておき。

そう思う人ほど「きつい上司」になっているようです。あくまで若い方から聞く愚痴からの推測。(そして、そういう上司はプライベートが順調だと、とたんにやさしく寛大になったりしますが、それもさておき。)

多少は必要かと

「愚痴を言うとスッキリする」ということは多少なりともあることです。

何かの雑誌で、香山リカさんだか誰かが書いていましたが(うろ覚え)、ドラマによくあるOLの給湯室談話。その給湯室を無くした会社で離職率が急に高くなったとか。

どうも「ガス抜きの場」が無くなって、不満を漏らさないままいきなり「もう辞める」という結論になる。

複数の人間が集まって仕事をしますし、万人が納得するルールがあるわけでもありません。むしろみんなが「ちょっとづつ」我慢して成り立つのが世の中ではないかと。

で、私はOLではないので、ここからは妄想ですが、きっと給湯室では上司の不満などみんなで言い合って「だよねー」って感じで、気を取り直して、また職場に戻るなんて事をしてたのが、その「みんなも思うよね?」「自分だけじゃないよね?」ができないまま、一人でいろいろ抱えて「もうヤダ。辞めよう。」になるのかと。

ですがそれももったいない話です。どの時代でも、どこにでも声のでかいエゴイストってのはいて、そういうのとも何とか折り合いをつけてやってかなきゃいけませんし、みんなで集まって「もうたまんないよねー」という時があってもいいのでは。お肌にも。

とはいえ「ほどほど」が良い

でも、あんまり攻撃的な愚痴は、聞く人も怖くなります。

愚痴っているほうは、「自分は被害者だから」という気持ちで、つい容赦なく悪口を言ってしまうことがありますが、聞く人が怖くなるような黒い感情まで出すと、話すだけ損です。

できればちゃんとネタになるように、聞く人が笑ってしまうような愚痴が理想ですね。あんまり攻撃的になると、どっかで「愚痴を言ってる自分」のことまで嫌いになる気もします。

あと、そんな自分を正当化するために、どんどん他人を悪く言う人もいます。そうなると「コンプレックスの強い人だな。」と思われたり、スッキリするどころか、自分で不満を増徴させて余計いらいらします。損です。

愚痴は明るく楽しく。「あるある話」な感じがほどよいかと。あと、笑い話にうまく変えてくれる人に話せると楽になりますよね。

terakaz
未分類

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください