中年クライシス 河合隼雄

terakaz
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2017年1月7日


それはさておき、そうやって中年はあっという間にすぎるのだろうと思いつつ中年クライシス。

仕事のブログも更新がポツリポツリになっておりますが、ブログ自体が専業でもないので、なかなか根を詰めるのは難しいことです。

こちらは河合隼雄氏が「中年の問題」を、文学作品を通じて論じる「中年の危機を論じる企画」で週刊ASAHIに連載されたものをまとめたもの。

”周知の「夕鶴」の話のように、日本の昔話には女性の方から積極的に男を訪ねてきたり、プロポーズしたりして結ばれるが、のちには女性が消え去ってしまうというパターンが非常に多い”

”中年とは魅力に満ちた時期である。それは強烈な二律背反によって支えられているように思う。男と女、老と若、善と悪。数え立ててゆくと切りがないが、安定と不安定という軸でみると、これほど安定して見えながら、内面に一触即発の危機をかかえているように感じられる時期はないだろう。”

まさか「一触即発の危機」を抱えているとは、当人ほど気が付かなかったりしますね。

今年も年中クライシスにならないようにすごしたいものです。

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