化粧品成分の宣伝がインチキなのご存知でしたか?
よく「化粧品の合う合わない」についてのご相談をいただきます。
しかし実際には、よく宣伝で見る「成分が肌からどんどん浸透して、細胞を活性化」という
ことは薬事法を守っているメーカーである限りありえません。
※同時に敏感肌用化粧品メーカーの常套手段の「危険な化粧品」的な脅し
のようなこともありません。
成分を含めた商品の性能などの作用によって
お肌がきれいになることは
まずありません。
それ自体は「毒にも薬にもならない」のが化粧品であり、
成分による効果と、そのネガティブイメージの危険な化粧品は
どちらも「宣伝文句」「営業スタイル」程度に考えることです。
これは健康食品でもよくみられることです。
毎年いくらかの健康食品メーカーが
「ガンが治る」と宣伝し、摘発されています。
薬事法違反によるものです。
化粧品は生き死にに関わらないからか?
大手メーカーに対しても
これらの規制は比較的甘いようです。
実際に「しみる」などの状態になった時、「それは化粧品がきつい」と説明されれば、
「実感と説明」が整合性があるような気がしますよね。
そして「あなたの肌に合う化粧品」を使いさえすれば・・・と誘導される。
しかし、ここで重要なことは、「本来だったらしみないはずの化粧品が、しみてしまう肌の状態」についてです。
一例として、ピーリング作用のある石鹸などを使用して皮膚を剥がす行為でつるっとした感触を得ることができれば「タマゴ肌」と感じるものです。
しかし、これらは正常な皮膚表面をつくり健康できれいな肌になることとは、無関係の事象です。
お肌を健康にきれいにするには、化粧品を使用してお肌をどう扱うか、どのようにしておくか?
そういう風に考えることです。