スキンケア

ニキビ形成にかかわる条件

ニキビに関してさまざまな情報があり、その多くは「これが原因、だからこれを使えば」というものです。情報というより宣伝ですが、しかし、ニキビは「ひとつの原因」で発症するものではありません。毛穴がふさがり、皮脂分泌量が増加し、にきび菌の増殖し、というプロセスを経て形成されます。化膿などの「見た目」の印象から、「体内の毒」と宣伝されるものもありますが、膿は死んだ細菌と細菌を殺した人体の免疫細胞の死骸ですからいわゆる体内の毒とはいえません。誰にでも存在する皮膚表面の角質層が毛穴をふさぎ、誰にでも出る皮脂が過剰に分泌され、誰の顔にいても無害なニキビ菌が問題を起こす。ということです。一過性のニキビなら誰もさ…
terakaz
16年前

にきび用化粧品で治らない

ここ数週間、にきび用化粧品の使用で、 トラブルが解消しないというご相談が増加しています。 単に解消しないだけでなく、7割ほどの方が 乾燥、赤み、痒みなどを伴うとのことです。 まず、化粧品は薬事法で定められているように 「成分の効果」を期待することはできません。 「これを使ったらにきびが治った」というようには いかないように作られています。 また、角質の除去などの作用のある成分配合の化粧品連用は 皮膚表面の、人体の防御壁である角質層を破壊し続けること となります。 これは「現状のニキビを破壊」できることはあっても 「ニキビができない肌でい続ける」ということではありませんし 「ニキビができない健康…
terakaz
16年前

ニキビ化粧品で悪化した

にきび用化粧品の販売促進キャンペーンがあると決まって数週間~数ヵ月後に、お肌についてのご相談が「増加」します。ほとんどのケースはニキビ用化粧品連用での赤みや痒み、乾燥やヒリツキ、にきびの悪化などです。ニキビ用化粧品の多くは、 皮膚表面の角質層を破壊する 脱脂力が強い オイルフリーなどを特徴とします。これらの使用は、一時的なニキビを解消する、もしくは現在あるニキビには意味があるかもしれません(全くないかもしれませんよ)が、これの使用で皮膚が恒常的に健康を維持したり美しくなることはありません。見た目に美しく、健康なお肌を目的と考える場合では、ニキビ用化粧品の使用は「目的とのズレ」を起こすものですか…
terakaz
16年前

見た目の価値

「人は見た目でなく、中身」といわれます。このような言葉を否定することはありませんが、「見た目」と「人格」の二つを比較して、優劣をつけることは、はたして適切か?と考えます。たとえば「中華料理とイタリア料理のどちらがおいしいか?」と考えたところで、食べる側の好みもあれば、そのときの体調もありますし、作り手の技術や、食材そのものの差もあれば、「比較のしようが無い」というのが実際の答えです。(つまり、質問が間違っているわけです。)食べ物で話を続けると、「食事は盛り付けではなく、味」といえども、食器や盛り付けをめちゃくちゃに使った食事はやはりおいしさは半減するものです。「味か盛り付け方か?」は相反するも…
terakaz
16年前

ニキビケア化粧品の是非

「何をやってもにきびが治りません」というご相談が多く寄せられます。大手の「ニキビ用化粧品」がキャンペーンをされるとご相談の量が増加する傾向があります。ニキビ用化粧品の連用は、皮膚表面の角質層・それをさらに保護する皮脂膜の正常な状態を破壊します。仮に「さっぱり感」という快適は得られてもそれで皮膚が正常な機能を回復し、健康で見た目に美しくなったこととは別の問題です。また、脱脂力だけでなく、実際に角質層を痛め続ける行為は正常に形成できない状態を長引かせる結果となります。基本的な正しい知識・適切な方法を理解することでこのような誤解を避け、きれいな肌を形成・維持することが可能となります。…
terakaz
16年前