建築家

中村好文 暮らしを旅する書評

暮らしを旅する 中村好文

建築家、中村好文さんのエッセイ集、のような本です。 真四角で、装丁がかわいらしい。本文中にも述べられるフレンチレストランのランチョンマット。 「ダスティンホフマンの映画に出てきた本棚の高さが気になる」という話は、建築家ならではのようですが、実際には「気持ちいい縦横比」とか、ちょっとした空間とモノの収まりとか、そういうものは「あるよなあ」と実感します。 個人差はありますが。 ちなみに細かいところですが、私は、紙のサイズでもA版よりもB版の方がスキです。 真面目な話はA版、そうじゃなければB版という感じもありますが。 ちなみに本書は正方形。 余白や写真のサイズ、行間も、収まりの良さ、文章とのマッチ…
terakaz
3年前