角質層

「育つ」を欠如した「鍛える」

筋肉は鍛えると組織が破壊され、その再生時に太く強くなります。 体感的にいえば「久しぶりに運動したらはってる」という状態になり、その回復段階で筋肉が一回り強くなるのです。 だから「体をいじめると鍛えられる」となります。  これは筋肉の話。  肌の場合では、表面を破壊すると、防御反応が起こります。 赤みや肌荒れもそのような反応であって、これは「鍛えられた美しい肌」とは行きません。  手のマメやカカトの角質なども、いわば「鍛えられた」肌の状態です。  肌を美しくするのは、健康な状態を育て、維持するために「手をかけて世話する」ことが必要になります。 こ…
terakaz
12年前

ブライダルエステについて

ブライダルエステのトラブル相談が年々増加している トラブル相談増加…ブライダルエステに注意 http://bit.ly/n0337h 結婚式前に「ブライダルエステ」を受けて肌に異常が出たなどのトラブル相談が増えているとして、国民生活センターは7日、注意を呼びかけた。 国民生活センターによると、06年度から先月までで、ブライダルエステのトラブル相談は145件あり、年々増加している。腕が出るドレスを着るためにエステを受けたところ、腕が腫れたり、レーザーを使ったシミ取りの施術を受けたところ、痕が残ってしまったなどの相談が寄せられているという。 国民生活センターは、結婚式に影響を与えないよう、直前に施…
terakaz
13年前

角質層の乾燥の仕組み

季節柄、空気の乾燥、湿度の低下が進行すれば、皮膚の乾燥も進行します。 また天気や気温の変化も激しく、これに反応した皮膚は乾燥・肌荒れといったトラブルを起こし、ニキビの悪化や敏感肌のトラブルも増加傾向になります。 地上に生きる生物は、生存のため乾燥・細菌やウィルス・紫外線などから身体を守る必要があります。 その役割のために皮膚があり、皮膚はその表面に角質層をつくります。 角質層は0.02ミリのきわめて薄いバリアで、これが体を守る最前線です。 角質層は表面から0.2ミリ奥の表皮基底層という部分で分裂した表皮細胞が、表面に押し上げられる過程で死滅し構成されます。これを表皮のターンオーバーといいます。…
terakaz
14年前

紫外線の作用

紫外線の肌への作用 少し暖かくなるとテレビなどでも紫外線に関する情報や、美白・日焼け止めのための化粧品情報が増えてきました。 「紫外線対策は年中必要」と考える立場なので、今の時期だからいうわけではありませんが、一応。 紫外線の種類 紫外線にはA波、B波、C波の3種類がありますが、殺人光線といわれるC波は、今わたしたちのいる地上にはとどきません。 私たちがいる地上に届くのはA波,B波です。 紫外線A波はUV-Aといい、これは肌を黒くするタイプの紫外線と考えていいでしょう。そしてB波(UV-B)は、赤く炎症させるタイプの紫外線で、急激に赤くなり、ヒリつくなどのやけどのような刺激はB波によるものです…
terakaz
14年前

ツラの皮はうすい

面の皮が厚くなる 昔から歳を重ねて、多少図々しくなることを「面の皮が厚くなる」などといいます。 大阪のオバちゃんではありませんが、確かに若いころには緊張したであろう場面でも大したことなくなって、「まあいいや。これくらい。」と感じてしまうことが、あなたにもあろうかと思います。 多少は内気な若い方でも、子供のころと比べれば、ずいぶんと図々しくなったと感じることは多々あるでしょう。たくましくなったわけです。 ツラのカワは薄い もののたとえ、はともかく、実際の私たちの「肌」は私たちが思い込んでいるものよりも、ずっと薄いものです。 皮下脂肪より上を皮膚とすれば、全体でも約2ミリ、表皮といわれる部分で約0…
terakaz
14年前